大腸肛門病センターくるめ病院~独特な便秘治療の名医荒木靖三院長~

多い便秘の苦しみに悩んでいる方

便秘の女性便秘との闘い

便秘に苦しんでいる方は多く、なかなか改善されません。腸内環境を改善するために食物繊維を多く採ったり、水分を一日2.5~3ℓ程度補給し、適度な運動と腹筋を鍛えなさいと言われますが、それでも解消されないケースが有ります。

便秘専門の名医としては、日本で最初に「便秘外来」を開設した順天堂大学の小林教授やオリーブオイルで便秘解消を提唱している松生クリニックの松生院長等がいらっしゃいます。また、地域地域で有名な胃腸科・肛門科の医師が数多くいらっしゃいます。

大腸肛門病センターくるめ病院の治療法

独特な治療法で有名な大腸肛門病センターくるめ病院

その中で、今回紹介するのは「大腸肛門病センターくるめ病院(福岡県久留米市)」の荒木靖三院長です。くるめ病院の便秘治療についてはメディアでも取り上げられたことがあるちょっと変わった診察・治療法がいくつか有ります。

便秘のタイプの判断

まず、大腸肛門病センターくるめ病院では、便秘のタイプを見極める検査から始めます。その方法は、直径5mmのマーカーを3日続けて20個ずつ飲んだ翌日に、マーカーが腸の中でどの様に分布しているかをX線で調べます。そして、便秘の型を3種類に分類します。

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肛門から造影剤を注入しX線で大腸・肛門の動きを確認

次に、便秘の種類によっては、なぜ排便できないかを調べるため、肛門から造影剤のバリウムを200CC注入し、排便する様子をX線で撮影し、直腸や肛門の動きが記録された映像を確認します。

バイオフィードバック療法とは

大腸肛門病センターくるめ病院では、便秘の種類の中で直腸性便秘と呼ばれる便秘の治療は、肛門を緩めるこつを訓練するバイオフィードバック(生体自己制御)療法というものを行っています。モニターを見ながら、直腸に50CCの空気や水を入れた風船を便に見立ててお尻の筋肉をどのように動かせば、スムーズに排便に繋がるのかの感覚をつかんでもらう治療方法です。

女性の場合、力むことによって直腸がポケットのように膣側に膨らむ直腸瘤を招きやすい傾向が有ります。また、男女を問わず、直腸の上部が下部に覆いかぶさる不顕性直腸脱を併発する恐れがあります。こうした病気が加わると、便はますます出なくなるので注意が必要です。

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