目次

日本ハム斎藤佑樹投手の今年の展望

斎藤佑樹の画像
出典:グローブ検索サイト

今季初勝利

不振が続いていた日本ハムの斎藤佑樹投手が、5月31日のセパ交流戦二日目に本拠地札幌ドームでのDeNA戦に先発し、6回途中5安打1失点の好投で2015年9月16日のロッテ戦以来となる623日振りの勝利を収めました。斎藤投手は、昨シーズン11試合(先発3試合)に登板するも勝利投手となることは無く、1昨年も12試合に登板し1勝3敗と不本意な成績に終わり、プロ7年目の今季は崖っぷちに立たされての登板となっていた。

斎藤投手は、お立ち台で「嬉しいですが・・・、いや、嬉しくない。長かったという感じてすみませんでした。」とはにかみながら神妙な表情で頭を下げた。斎藤佑樹の斎藤佑樹らしい一面でした。

スポンサードサーチ

長かった不振の5年

2011年大きな期待を背負って鳴り物入りで日本ハムに入団、シーズンでは故障もありながらローテーションの5番手に加わり6勝6敗防御率2.69と課題は残しながらも、まずまずの成績を挙げて終えた。2年目となる2012年は開幕戦を勝利で飾るも、その後今日に至るまで目覚ましい活躍は見られず不振を脱却するには至りませんでした。

高まる今季への期待

今季の数々の変化

ところで、勝負の年となる今年、斎藤投手に大きな期待をかけても良いかも知れません。昨季オフに背番号を「18」から、高校時代の絶頂期につけていた「1」に変更して験を担ぐという他力本願的なものでは無く、また、投球フォームを早稲田実業時代のフォームに近い形に戻したということでもありません。

遅延型食物アレルギーを克服

実は、斎藤投手の不調の原因が「遅延型食物アレルギー」だった可能性があるのです。アレルゲンは、卵ということが判明しています。斎藤投手は、昨秋自費で血液をアメリカの検査機関に送付して調べてもらったところ、卵をアレルゲンとする遅延型食物アレルギーで、しかも、5段階評価で最も重い「5」と診断されたそうです。

卵の場合は、体内にできた抗体が完全に消えるまでに半年を要するということ徹底的に卵絶ちを行ったようです。卵は極めて身近な食材で広範囲に使用されていることから、外食の際にも店員さんに、メニューに卵が使われているか確認し、自炊の為に食材を購入する際も成分表を欠かさずチェックするなど、食事をするにも気の休まる時が無かったといいます。

4月には体質は改善され、5月31日の登板後も、「効果は有ったと思います。」と答え、集中力も切れなかったと話すなど手ごたえを感じていた様子です。

スポンサードサーチ

遅延型食物アレルギーとは

一般に知られている食物アレルギーは、即時型と言われ摂取後すぐに症状が表れ、症状も重く、場合によってはアナフィラキシーショックを発症することが有ります。しかし、遅延型食物アレルギーの場合は、アレルゲンは同じですが、症状が遅れて発症する他、即時型食物アレルギーと症状も違うため病名の特定が難しく、医者でさえ体質の性にすることがあります。症状は150種類以上にも及ぶことから、本人も虚弱体質かもしれない、頭痛の持病持ちだ、とかやる気が起きないのは生活だと勘違いするケースも有ります。
因みに、症状の中には倦怠感、疲労感等の他うつ症状、便秘。下痢、腹痛、筋肉痛、アトピーまで様々で精神疾患から内臓疾患まで全ての症状がでると言っても過言では有りません。

現在体調不良で原因が不明の方は国内の病院又はキットをamazonで購入して検査することも出来ますので調べたら如何でしょうか。

パーソナルトレーナーの指導効果にも期待

また、斎藤投手は昨年のオフからパーソナルトレーナーのケビン山崎氏の指導を受けています。今季に入ってからもチームでの練習終了後に、ケビン氏が経営するトレーニングジム「トータルワークアウト」に通っているという。斎藤投手の今年に掛ける意気込みが感じられる動きです。

過去のダーティイメージの払拭への期待

斎藤投手は、昨年満足な成績を残せない中、懇意にしている出版社の社長にポルシェをねだったり、ダルビッシュ有やイチローの忠告に耳を貸さず匙を投げられたなどとダーティなイメージもついてしまいましたが、本来さわやかなイメージがあり、甲子園時代の活躍を期待しているファンは日本ハム以外にも数多くいると思われます。

斎藤投手の今年の活躍に期待したいと思います。