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準強姦罪疑惑の山口敬之氏は安倍官邸の御用記者

悪人の画像剛腕ジャーナリストと安倍首相の関係

ジャーナリスト山口敬之と言えば、安倍官邸の御用記者としての異名を持ち、自らも2016年6月に幻冬舎から上梓した「総理」でも、「安倍首相とは一回り違いの午年で、出会った当初からウマが合った。時には政策を議論し、時には政局を語り合い、時には山に登ったりゴルフに興じたりした」と述べています。

また、 『「これ、あさって議院を解散する時の会見原稿なんだけどさ、ちょっと聞いてみてよ」 安倍は本番さながらに、私に向かって語りかけた―。目の前で、現職の総理が解散を宣言している。私はまるで自分が、官邸1階の記者会見室にいるような錯覚にとらわれた』、とも記している。第一次安倍内閣のときに解散を決意した安倍総理が、演説の草稿を読み聞かせる程に信頼を寄せているジャーナリストである。

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TBSトップクラスの元報道記者

また、昨年韓国軍のベトナム戦争における慰安所を設けていた事実をアメリカの公文書館で発見、裏付け取材を行ったものの親韓メディアのTBSで放送されることは無かったために、「週刊文春」に記事を寄稿したことが原因で、TBS上層部の反感を買い左遷されたのを機に退職したジャーナリストと言えば記憶にある方もいらっしゃるでしょう。

TBSに入社後、社長賞や報道局長賞など数々のの社内表彰を39度も受けたというから、如何に優れたジャーナリストであるかは想像に難くない。

山口敬之氏は女性の敵・強姦魔なのか!?

山口敬之氏に強姦された女性が会見

しかし、今回この山口敬之氏に醜聞が起きています。レイプされたという詩織さん(27歳)が5月29日山口敬之氏が不起訴処分になったことを受け、検察審査会に不服申し立てを行ったことを弁護士を伴って、東京霞が関の司法クラブで記者会見して明かしたものです。また、これに先んじて週刊新潮が不起訴になった疑惑を踏まえて記事として発信しています。

レイプされた女性の証言

状況は、今回記者会見した詩織さんと言う女性が、山口敬之氏出会ったのが詩織さんがニューヨークの大学でジャーナリズムと写真専攻していた2013年の秋です。その後、帰国してトムソン・ロイターでインターンとして働きながら就職活動をしていた詩織さんは、山口氏の「ワシントンに来てくれたらインターンでも何でも採りたいな」の言葉を思い出し、山口氏にメールで連絡を取ったそうです。そして、2015年3月当時TBSのワシントン支局長だった山口敬之氏が帰国する際に食事に誘われました。そして、4月3日にまず串焼き屋に行ったものの仕事の話は一切出ず、その後、もう1軒顔を出さないといけないところがあると誘われて寿司屋に行き、そこで初めて仕事の話が出たものの食事をしているところで記憶を失ったようです。そして、痛みで目覚めた際に、山口敬之氏が仰向けにされていた詩織さんに跨りレイプしていた、といいます。詩織さんは、すぐに病院に行き、さらに4月9日に警視庁原宿署に相談したところ、管轄が高輪署ということで改めて高輪署に相談し、後日被害届を出しています。

薬を使ってレイプした疑い

詩織さんは酒に強く、今まで酔って前後不覚に陥ったことは無いという。寿司屋に入るまでは頭はクリアだったのに、2度目のトイレに行った時にクラクラし給水タンクに頭を持たせかけて休んだりしたものの記憶が無いという。寿司屋では刺身と日本酒を2合シェアして飲んだ程度という。詩織さんは、デートレイプドラッグをを入れられたと考えています。なお、レイプ中に目が覚めた詩織さんの意識はクリアで二日酔い等の症状は全くなかったそうで、いまでも、当時の状況を鮮明に記憶しており、話した内容も記憶にあるそうです。

不可思議な執行されなかった逮捕状

最初捜査に消極的だった警察も、寿司屋からホテルまで乗せたタクシー、ホテルのベルボーイ及び防犯カメラの映像、さらにDNAの鑑定結果から証拠が揃い、立件可能として2015年6月に山口敬之氏に対して逮捕状が発行されました。ところが、6月8日成田空港で帰国予定の山口敬之を逮捕すべく待機している捜査員に対して上層部から「山口逮捕は取りやめ」と連絡が入り、捜査員の目の前を山口敬之が通り過ぎて行ったようです。直前に逮捕状執行が取消になったのです。捜査員からは、「上からの指示で、逮捕できなかった」と連絡があったといいます。

嫌疑不十分で不起訴の不可解な事実

山口氏は、2015年8月26日に書類送検されたものの2016年7月22日嫌疑不十分で不起訴になったのを受けて、納得いかない詩織さんは検察審査会に不服申立てをしました。

山口敬之氏はフェイスブックで釈明

山口氏は、週刊新潮でこの件が報じられたのを受けて、5月10日「私は法に触れる事は一切していない。当局の厳正な調査の結果、違法な行為がなかったという最終的な結論が出ている。この過程において、私は逮捕も起訴もされていない」とフェイスブックで述べています。なお、このフェイスブックに対して、すっかり時の人となった感のある昭恵夫人が「いいね」を呟き反感と嘲笑を浴び炎上しましたが、叩かれ強くなった当の昭恵夫人は最近、「あんなことで責めなくてもいいのに」と笑い飛ばしていたようです。

山口氏が述べている、「当局の厳正な調査の結果、違法な行為がなかったという最終的な結論が出ている。」というのは、事実と違います。山口氏は「嫌疑不十分」で起訴されていないということですので、不起訴の理由の「罪とならず」や「嫌疑なし」とは意味合いが違います。「嫌疑不十分」は、怪しいが裁判で確実に有罪に出来る決定的な証拠がない、いわゆる証拠不十分という状況てす。限りなく犯罪性が高いが、裁判で有罪に持ち込む自身が無く、無罪になれば検察の沽券に関わるから起訴はやめておこう、ということも出来ます。

官邸の意向があったとしたら、捜査員のメンツを保つギリギリの線で無罪放免にした、と言えるかもしれません。

安倍官邸による揉み消し疑惑

しかし、週刊新潮によればこの事件を握りつぶしたのも、安倍官邸が重用している警視庁の中村格刑事部長(当時)が隠蔽を指示した可能性を報じている。

経緯は、警視庁担当記者によれば
「逮捕状を取るまでの間、高輪署による捜査状況は、警視庁(刑事部)捜査一課にも報告されている。準強姦の案件なのだから任意ではなく強制性のある逮捕でなければ意味がないという認識だった。ところが、『山口逮捕』の情報を耳にした本部の広報課長が“TBSの記者を逮捕するのはオオゴトだ”という風に捉えたことで、刑事部長、警視総監に話が届いたわけです。なかでも、菅さんの秘書官として絶大な信頼を得てきた中村(格)刑事部長(当時)が隠蔽を指示した可能性が取り沙汰されてきました」(原文週刊新潮)
と言われているのです。

実質的な越権的指揮権発動?

しかし、官邸の御用記者で、菅官房長官から「(安倍晋三が再び総理になれたのは)山口くんの電話のおかげだよ」と言われるほど関係の深い人物に対する極めて不自然な扱いは、法務大臣の検察に対する指揮権発動に匹敵する越権的な指揮権発動ではないのか?!
国会答弁で何を言っているのか分からず、法相自ら「私は分かりません」と言っているような人物に指揮権云々も分からないでしょうから、実際は指揮権の無い官邸が忖度指揮権を発動したと考えても不思議ではないような気がします。

さらに「週刊新潮」第二弾の記事では、山口氏の“誤爆メール”によって、山口氏が首相官邸、内閣情報調査室の北村滋内閣情報官に事後対応について直接相談までしていたことが略確実視されていますので、官邸関与の疑惑は深まるばかりです。

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権限外の捜査中止指示を認めた中村刑事部長

そこで、週刊新潮が中村氏本人に「トップの意を受け、あるいは忖度して捜査を中止したのか」問ったところ、
「ありえない。(山口氏の立場に)関係なく、事件の中身として、(逮捕は必要ないと)私が決裁した。(捜査の中止については)指揮として当然だと思います。自分として判断した覚えがあります。事件が最後にどう評価を受けているかを見てもらえば……」(週刊新潮原文)と答えています。

納得できないといいますか、腑に落ちない誰かに言わせられたような説明です。

捜査関係者の見解

超法規的措置に対して元大阪高検公安部長の三井環氏は日刊ゲンダイの取材に対して、「準強姦事件の逮捕は警察署の署長の判断で行われます。そこに警視庁の刑事部長が口を挟んで待ったをかけたのなら異例中の異例だし、あってはならないことです。女性が会見で述べたことが事実だとしたら、公平公正であるべき日本の司法が歪められたことになる。云々」と答えています。

実際犯罪を犯した人物が政権の意向でその罪を問われないとなると、正にロシアや中国と同じく警察国家です。

山口敬之氏の弁明

なお山口氏は、週刊新潮の取材に対して
「私は当該女性に飲酒を強いておりません。『デートレイプドラッグ』なるものは見た事も触った事もありません。当該女性が千鳥足で、自力で公共交通機関を利用できるか不安だった一方、私は当日24時までに終わらせなければならない業務があったため、やむなく宿泊施設に来ていただきました」

あとは、法に触れることは一切しておらず、逮捕状は見せられていないし、任意調査に全面的に協力したし、安倍首相を始めとする官邸首脳にはこの件は相談していない……と訴えた。

この手の犯罪は、1回だけということは無いので、これを機に就職セクハラとしてぞろぞろと出てきそうな気がします。第二、第三の被害者が出てくれば詩織さんの会見の内容も一層真実味を帯び有利になるかもしれません。顔を晒すことで人生を掛けて挑んだ勇気が報われるのか、これからの展開が気になります。

能力の無い友達内閣だから権力に頼る構造

森友問題、加計学園問題とこの内閣の絶対的権力を手中に収めた始皇帝にでもなったような奢りの政治は今後どうなっていくのでしょうか。北朝鮮の挑発が続く中、防衛相、法務相、前復興相、文科相と役立たずの大臣だけ揃えて真の政治を行うつもりはあるのでしょうか?

安倍首相は人を見る目は全くありません。第一次安倍内閣のときにも絆創膏大臣の赤城徳彦氏や政治資金問題で農水相を辞任し自殺した松岡利勝氏など例をあげるとキリがありません。

選んだのは国民です。否、山口県人です!

出典:週刊新潮
※週刊新潮の記事を抜粋、加筆修正しています。

大手紙が報じない不思議

メディアの報道状況

現在のところ大手紙は、記者会見の状況をほとんど報道していないか、下手記事扱いです。また、テレビではTBSとフジが一切報道せず、その他のキ―局でも扱いは小さくなっています。一説には、警察庁から報道自粛要請があったとの報道関係者からの話も出ていますが、近年警察庁はマスコミ関係の事件についても積極的に開示してきていますので、仮に報道自粛要請があったとしても、さらに上層部の意向を忖度したと考えるべきです。

また、TBSが他のメディアに報道自粛を要請したということもネットで言われていますが、信憑性については確認できていません。

過去の報道揉み消し事件

過去にも事件のもみ消し工作は多数存在しています。例えば、柔道のオリンピック金メダリスト内柴正人の強姦事件では報道規制がされたと言われています。被害者感情からか柔道界からの圧力かは分かっていません。

また、2006年に朝日新聞社の秋山耿太郎社長(当時)の長男が大麻所持で逮捕されたときにも、1回目はどの報道機関も報じていません。2回目の逮捕時は前の薬物事件で執行猶予中の再犯であったことから報道せざるを得なくなったのでしょうが、記事はベタ記事程度です。このとき警察は、朝日新聞の秋山社長の息子とは分からなかった、と言っていましたが、報道の流れがまず地方紙に掲載され全国紙に広がった経緯からして、朝日新聞が報道自粛要請を行った可能性も有ります。