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森友学園問題の行方

国会議事堂の画像森友学園問題は、いよいよ佳境に入りつつありますが、ここにきて森友学園の籠池泰典氏側が俄然有利な状況になってきました。安倍首相サイドは防戦気味になっており、フリージャーナリストの菅野完氏に「内閣が二つぐらい吹っ飛ぶ」と言わしめた内容も略見えてきました。小出しに、しかも段々と破壊力有る弾を撃ち続けている籠池泰典氏側は、まだまだ弾は持っているのでしょうか?
現在の状況をまとめてみます。

 

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安倍首相側の対策

首相夫人の証人喚問拒否

野党の安倍昭恵夫人の証人喚問要求に対して、頑なに拒否し続けています。安倍首相側としては、拒否で逃げ切ろうとしているといいますか、逃げざるを得ない状況だと思われます。昭恵夫人については30近い名誉職の称号を持ち、反社会的な団体や危険な団体との付き合いも報道されています。証人喚問でそれらについて質問されれば、新たな疑惑が発覚する恐れは十分あります。

安倍首相としては、昭恵夫人を守るというよりは自分を守る上でも、昭恵夫人の証人喚問だけは絶対避けなければならないのです。

谷査恵子女史の転勤

森友学園の籠池泰典前理事長からの問い合わせに対して、「総理夫人付き」という立場で回答書をFAXで送ったことが確認されている経済産業省から出こうしていた谷査恵子女史は、異例の国外追放処分に匹敵する海外への転勤になりました。昭恵夫人に最も近く、全てを知るキーパーソンである谷査恵子女史を国内においていては、さすがにまずいと判断したのだろうと思いますが、「総理夫人付き」の任を解かれて、中小企業庁に転任してから、わずか半年で海外勤務というのは極めて異例で憶測を呼ぶのは当然です。

谷査恵子女史は、安倍首相の加計学園への便宜供与についても詳細を知っていると思われますので、口封じが必要だったのでしょう。しかし、過去の疑獄事件で何人も鬼籍に入った人がいたことと比べれば、まだ平穏な感じはしますが、加計学園問題がクローズアップされていない段階なので今のところは、何とも言えません。

ただ、森友学園問題に比べて金額が一桁違うのに加計学園問題に誰も突っ込まないのが不思議で仕方ありませんが、与野党構わず政治献金のお世話になっているのでしょうか?また、加計学園の加計孝太郎氏は「安倍さんには毎年1憶円渡している。」と語っていたようですが、安倍首相の政治献金リストに加計孝太郎氏の名前が見当たらないですね。目立つのが、政党支部を含む全ての政治団体に多額の献金をしているすぎやまこういち氏夫妻です

理財局の証拠破棄

財務省理財局は、森友学園との取引に掛かる記録を全て廃棄したとして、開示していません。契約から、1~2年しか経過していないので破毀するはずがありません。これも、官邸の意向を受けた上の対応でしょう。自衛隊の南スーダンでの日報の隠蔽問題が発覚したばかりですが、財務省でも廃棄したの一点張りで通すつもりでしょう。

以上の三点が安倍首相側の取った対応策です。

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森友学園側の戦略

交渉経緯の公表

森友学園の籠池泰典前理事長側は、最初に籠池前理事長の妻・諄子夫人と昭恵夫人のメールがあることを公表しました。それを受けて敏感に反応したのは、籠池前理事長側では無く安倍首相側でした。メールの全文として公表したものの時系列で読み込んで行くとつじつまが合わない部分も有りますので、全文ではない可能性も有ります。

次に総理夫人付きの谷査恵子からの森友学園側に送ったFAXを公表しました、ここで、昭恵夫人の関与が明らかになるわけですが、安倍首相側はゼロ回答だと突っぱねました。しかも、昭恵夫人にも報告済みとした、谷女史のFAXの内容までも否定するという無謀な作戦に出ました。

田村室長との面談交渉記録録音テープの公表

次に、籠池前理事長側が民進党を通じて田村嘉啓国有財産審理室長との面談交渉時の録音テープを公表いたしました。これはインパクトが大きく、公表したことによって、財務省以上にパニックに陥ったのは安倍首相側だと思われます。今まで、証拠が無いことを前提に強気で否定してきたことが、場合に依っては録音されているかもしれないという最悪の事態を考えなければならなくなったからです。籠池前理事長側を逮捕を含めて口封じをしようにも、場合によっては他の証拠を第三者に預けていることも想定しなければなりません。手の打ち方を間違えれば、次から次に暴露される可能性があり、安倍首相側は手の打ちようが無い状況だと思われます。

この籠池前理事長側の小刻みに、しかも、段々と核心に迫っていく公表の方法は極めて効果的で、完全にペースは籠池前理事長側が持っています。おそらく、「内閣が二つ分くらい吹っ飛ぶ」と言った内容の一つがこの録音テープであろうと思われます。録音テープ二つ分を指すのか、録音テープの他に同じくらいの爆発力があるものを持っているかは分かりませんが、いずれにしても、安倍首相側は表立っては動けず裏交渉になるでしょう。

籠池前理事長のイメージは、国を騙して税金を喰いものにする輩の様な悪い奴という感じでしたが、全てが嘘ではないかもしれない、という感じになってきました。それでも、一般的な善人の括りの中には入らないでしょうが・・・。

籠池前理事長側に対する刑事事件としての立件は、嫌疑不十分で不起訴になる可能性が有りますが、場合によっては嫌疑不十分では無く、実質的な指揮権発動となる可能性も有ります。現在の法務大臣の答弁を見ていますと、本人も自覚しているように法務大臣としての資質に欠けているようなので言われるがまま指揮権発動となるかもしれません。