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安倍昭恵夫人の危惧される人脈

悪い仲間の画像

今、一挙手一投足に注目が浴びせられている総理夫人の安倍昭恵氏ですが、大麻に理解を示し物議を醸しているだけでなく、反社会的勢力との関係にも疑問符が生じてきました。4月13日の週刊新潮が報じたもので、この範囲で終わるのか、これはまだ表面の一端を露わにしたのに過ぎず国政と反社会的勢力の深い関係にまで発展するのか、興味深いものが有ります。

元暴力団組長との人脈

多い安倍昭恵夫人の名誉職・称号

週刊新潮によると、反社会的な勢力が関わるのは以下の通りですが、反社会的勢力との複数の関係だけではなく、日本最強の私人として印籠を翳しながら立ち入り禁止区域にも堂々と立ち入っていたようです。

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因みに、明恵夫人は、30程の団体の名誉職に就任していますが、森友問題では、「断ったが、就任して貰わないと困る」と言われ、講演の際に紹介されたと安倍首相の国会での答弁を通じて主張していますが、これだけ多くの団体の名誉職に就いているのを勘案すれば「名誉職好き」が窺われ「断った」とはとても信じられません。

元暴力団組長の素顔

さて、まず登場するのも、明恵夫人が名誉顧問に就任しているドッグシェルターを運営しているJ.Taz’sなる団体の代表理事の細康徳氏です。細氏は元暴力団組長で、最近話題になりました京都を本拠地とする会津小鉄会系の組長で、所属していたのは会津小鉄会が一枚岩を誇っていた四代目高山登久太郎の時代とのことです。週刊新潮によれば、左手小指の第一関節から先は無かったようですが、最近は反社会的勢力の中でも「小指を貰っても何の役に立つか!」といった風潮があると言われ、組を抜けるのに小指を詰める、といったことは少ないようですから、脱組が理由であれば相当以前に組織を離れたとも推測できます・・・・。

昭恵夫人との出会い

昭恵夫人と細氏の出会いの時期は判明していませんが、昭恵夫人の友人が渋谷辺りで迷い犬を保護し、飼い主を探して欲しいと依頼したのが細氏のドッグシェルターだったようです。その後、飼い主が見つかったそうですが、どういうわけか、そのお礼の電話が昭恵夫人から細氏のところにあり、後に昭恵夫人がシェルターに赴き面識を得たのがきっかけのようです。

立入禁止区域への訪問

そして、平成13年2月昭恵夫人は、細氏を伴って当時立ち入り禁止区域だった福島原発の20km圏内を首相夫人付秘書の谷氏とともに私人として訪れています。私人として訪れたとの表現は、首相夫人の日程に無く、しかも現地の警察にも全く連絡がされていなかったからです。

一般人の立ち入りが禁止されていた福島原発20km圏内を昭恵夫人が立ち入ることが出来たのは、細氏が「立ち入り許可証」を持っていたためで、昭恵夫人側から依頼があったようです。車2台で現地に入ったものの、現地を警備する警察官には昭恵夫人が来るとは聞かされていないので、検問の度に同乗者リストに疑問をもたれ、その都度、昭恵夫人は車から降りて説明をしたようです。

元暴力団組長の知人を参議院議員候補者として推薦

細氏との関係は相当に親密で信頼関係があった様で、福島原発20km圏内を訪問した4ヶ月後の平成13年6月の参議院選挙の際に、昭恵夫人は細氏が押す人物を自民党の公認候補に推薦します。その人物は、一旦公認を受けた後、降ろされた模様です。

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反社会的勢力のフロント企業と接点

発端は「UZUハウス」

次に、昭恵夫人が地元の下関にオープンしたゲストハウス「UZUハウス」に関わる問題です。「UZUハウス」は、昭恵夫人が東京にオープンしている居酒屋「UZU」の姉妹店です。この二つをプロデュースしたのが、2ヶ月に一回程度の割合で交流をしていた山口県出身者のグループ「長州友の会」で知り合った一級建築士の沖野允和氏です。

余談になりますが、昭恵夫人は山口県の出身者では無く、先祖の森永家も長崎を起点とするお菓子の名品が揃う「シュガーロード」に近い佐賀県伊万里市です。なんでも首を突っ込みたがる人なので山口県出身者の会合にも参加したのでしょうか?

で、問題となってくるのが、「UZUハウス」が入居する耳なし芳一と平家蟹で有名な赤間神宮の向かいにあるビルに関わるものです。関門海峡を見渡す風光明媚なこの一帯はバブル崩壊を機にさびれ、物件も一時反社会的勢力が占有するなどの事情から地元ではいわくつき物件として倦厭されていました。そして、住専から競売の申立をされ落札されています。民事執行法の大幅改正後、広く一般人も入札に参加するようになりましたが、バブル崩壊時の頃は、競売物件には占有者が居ることが多く立ち退き料が多額になることや反社会的勢力との絡みが多かったことから落札者もいわくのある人物・団体が含まれていました。

「UAUハウス」の入居物件はいわくつき

そのいわくつきの物件を落札したのは、地元で不動産業を営むM氏(女性)です。M氏は、東証二部上場の日本製麻という会社の大株主です。ここで、「また、大麻と関連か?」と早とちりしてはいけません。M氏は、韓国との貿易で儲けた金を反社会的勢力系の株ブローカーのスポンサーとして資金を提供し日本製麻の乗っ取りを図りますが失敗しています。株ブローカーの男性は、最上恒産の早坂会長から10億円を搾取して逮捕されたり、広域暴力団稲川会の幹部と共謀して強制執行妨害で逮捕された反社会的勢力と関係の深い人物です。

「UZUハウス」が入居しているこの物件の賃貸借契約の賃借人は、昭恵夫人が社長を務める「チームエー」では無く、昭恵夫人も取締役を務める「トルビ」という会社です。「トルビ」は、前出の一級建築士沖野氏が社長を務める会社です。この物件がインターネット上に出されて申込をしたものの、不動産業者から一旦断られたようですが、昭恵夫人がM氏と面識が有ったことで契約に至ったようです。M氏は、民団下関支部の幹部でどういう経路で知り合ったかは不明ですが、安倍首相が民団と関わりが深いので、そちらのルートかもしれませんが詳細は報じられていません。

この経緯からして、昭恵夫人側が支払う家賃が反社会的的勢力に流れ、また、反社会的勢力が政府中枢に入り込む危険性をはらんでいます。極めて危険な行動と言わざるを得ません。

クラウドファンディングの危険性

さらに、「UZUハウス」は、開業に当たってネット上で資金を募るクラウドファンディングという方法で4,400万円を集めていますが、これについてもどのような人物が資金を提供しているか分からず極めて愚かで危険な行為で、首相夫人がするようなことでは有りません。クラウドファンでィングには、渦中の谷氏も資金を提供しています。実際私費で支出したか官房機密費から調達したかどうかは分かりません。

官房機密費は小遣い?

政府は、昭恵夫人の出張等の費用について「政府職員の分も含めて昭恵夫人が私費で出した」と主張していますが、これは絶対に有り得ない話で、全て総理の小遣いである官房機密費から支払われていると考えられます。官房機密費は、領収書の必要も資金使途も問われない極めて自由に使える月間3億円のお財布です。

安倍総理の加計学園グループとの不適切な関係だけでなく、昭恵夫人のメガトン級の爆弾が炸裂しそうな状況ですが、安倍総理は民団とも関係が深く、その本元である朝鮮半島での有事が懸念される中、国内のゴタゴタは一掃して欲しいものですが、かといって不正を野放しにも出来ません。国民にジレンマとストレスが続きそうです。

出典:週刊新潮4月20号(4月13日発売)
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