加計学園問題平成大型疑獄事件に発展か?

密議の画像

権力を手中に収めた者に奢りが生じるのは世の常とは言え、この人は友達が少ないが故に、人一倍友達を大事にするようだ。政治家として大局を見通す能力は微塵も感じられないが、依然として高支持率を維持しているのも不思議でならない。民度に問題があるのか、上辺面が良いので騙されているのか、騙し方がうまいのか・・・

加計学園との異常な関係

「安倍首相と加計学園グループとの不適切な関係疑惑ー第二弾」で既報の通り、行政の加計学園に対する厚遇ぶりは異常なレベルで「加計学園疑獄」に発展する勢いです。仮に、加計学園の理事長が安陪首相の知己で無かったらここまで便宜を供与されたか極めて疑問です。安陪首相と加計氏は、新聞の首相動静で確認できるだけでも年に数回会食したり、ゴルフを楽しんでいます。実際は、これの3倍程度秘密裏に交流を持っているといわれています。

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安陪首相主導の誘致

加計学園が、愛媛県今治市に岡山理科大学獣医学科を新設する際の経緯については、既報の通り、安倍総理が最終裁決権を有する国家戦略特区諮問会議で決定され、他の大学等が準備する時間が無い程度の極めて短期間に加計学園の誘致を決定しています。しかも、今治市は安倍総理の意向を受けたように「総理案件だから、審議抜きですぐやるぞ」とばかり、75%の反対のパブリックコメントを無視して推し進めています。

2016年11月9日に行われた政府の国家戦略特区諮問会議で山本幸三地方創生相は、「今治の獣医学部設置を含む重点課題につきましては、法改正を要しないものは直ちに実現に向けた措置を行うよう総理から御指示をいただきました」と発言しており、岡山理科大学獣医学科の今治新設が総理案件であるのは否定しようがありません。

国家戦略特区諮問会議前後で密議

また、諮問会議に前後する10月2日と12月24日の2回、安倍総理は昭恵夫人を伴って加計氏と会食しています。このタイミングで、安倍総理と加計氏の間で一連の事案について話が無かったと考える方が不自然です。

大学の運営は、新設にこれだけの補助金や助成金をもらった上に、開校すれば私学助成金等の補助金が支給されます。よほど美味しい事業なのでしょう。

なお、今治の用地で工事を主に担当している業者「SID創研」は、加計氏の親族が役員を務める加計学園グループ企業であり、補助金の全てが加計学園グループ内に留まることになります。

なお余談になりますが、安倍総理の側近のひとりで内閣官房参与を務めた木曽功氏(元文部省高等教育局私学部私学行政課長)は、現在加計学園グループの千葉科学大学の学長で、萩生田光一官房副長官は千葉科学大学危機管理学部の客員教授です。不思議な繋がりです。

出典:「現代ビジネス」から一部抜粋

安陪首相と加計学園グループ不適切な関係の過去記事

安倍首相に「第二の森友学園疑惑」ー岡山理科大学獣医学部新設疑惑
安倍首相と加計学園グループとの不適切な関係疑惑ー第二弾