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若手講談師神田松之丞の魅力

神田松之丞の画像
出典:神田松之丞オフィシャルHP

今、講談師神田松之丞が注目を集めています。若手といわれる二ツ目で有りながら、実力は既に真打ちクラスといわれています。その評価は、「本題に入る前の導入からその巧みさに驚きました。 映画や芝居に劣らず、人物や情景が生き生きと語られ、その臨場感に圧倒されました。」とか「歯切れ良く迫力のある話芸に引き込まれました」、「力強さ、迫力、間の取り方に感動しました」といった声が聞こえます。また、声質の良さに加えて、緩急を織り交ぜた巧妙な話術で語るので一気に松之丞さんの世界に引き込まれてしまうそうです。

 

 

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神田松之丞のプロフィール

本名:古舘克彦(ふるたちかつひこ)
出身地:東京都豊島区池袋
血液型:A型
誕生日:1983年6月4日生
出身地:東京都豊島区
出身大学:武蔵大学
所属:日本講談協会、落語芸術協会

芸歴

2007年11月 三代目神田松鯉に入門
2012年6月 二ツ目昇進
2015年10月「読売杯争奪 激突! 二ツ目バトル」優勝
2017年3月「平成28年度花形演芸大賞」銀賞受賞

演目

宮本武蔵全17席、
慶安太平記全19席、
村井長庵全12席、
天保水滸伝、
天明白浪伝全、
畔倉重四郎 etc
等の「連続物」及び「端物」と言われる読み物を異例の早さで継承した講談師として有名。
持ちネタの数は9年で120を超えている。

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講談と落語の違い

講談と落語はよく比較されます。この二つの違いは、落語は演者が登場人物になりきって会話と身振り手振りで進みますが、 講談は、物語を読み聞かせ情景を鮮明に伝えるように進めていきます。勿論、読み聞かせるといっても単なる朗読とは違い独特のしゃべり調子と小道具を使い場を盛り上げながら展開されます。

講談では、小道具として張り扇と釈台がよく使われます。 張り扇で釈台を巧みに使いパンパンと釈台を叩きながら調子良く語る和芸こそが講談の特徴です。講談は落語より歴史が古く、奈良、平安の頃に原型が見られるようです。但し、現代の形になったのは、食に困った浪人が老若男女を集めて「太平記」を面白おかしく読んで聞かせた「太平記読み」と言われています。

一方で、家来が主君に戦況を報告するスタイルが原点で、報告の様に出来事を伝えることから始まった、という説も有ります。なお、講談は、基本的には落語のような演技はあまり入れません。

なお、講談専門の寄席を釈場といい、上演することを口演と呼び落語と区別してます。但し、講談師の多くが落語協会にも所属し、釈場がほとんど無くなったことから寄席で活動しています。

神田松之丞の口演スケジュールは、こちらのホームページでご確認ください。