シールド乳酸菌入り食品が免疫機能を高めインフルエンザウィルス感染を軽減の効果
目次
- 1 シールド乳酸菌の特徴
- 2 シールド乳酸菌配合商品
- 2.1 安定性が高い死菌のシールと乳酸菌
- 2.2 シールド乳酸菌配合食品紹介
- 2.2.1 森永乳業・・・「食べるマスク」
- 2.2.2 永谷園・・・「シールド乳酸菌M-1みそ汁」
- 2.2.3 フルッタフルッタ・・・「アサイーグラノーラ」
- 2.2.4
- 2.2.5
- 2.2.6 神州一味噌(宮坂醸造)・・・「おみそ汁で乳酸菌」
- 2.2.7 アサムラサキ・・・黒ごまだれ
- 2.2.8 ロック・フィールド(ジュースバーの「ベジテリア」)・・・野菜ジュース
- 2.2.9 ロック・フィールド(惣菜の「RF1」)・・・ポテトサラダ
- 2.2.10 吉野家・・・「とん汁」「けんちん汁」
- 2.2.11 タカノフーズ(おかめ納豆)・・・すごい納豆S-903
- 2.2.12 菊田食品・・・シールド乳酸菌M-1配合の豆腐
- 2.2.13 デニーズ・・・ドレッシング
- 2.2.14 ファミリーマート・・・サンドイッチ
- 2.2.15 ファミリーマート・・・「グラデーションゼリー桃のジュレとチーズボール」
- 2.2.16 ジャパンフリトレー・・・「マイクポップコーンヨーグルト味」
- 2.2.17 アクトケア・・・「MA-ラクフィア0.6」
- 2.3 More from my site
シールド乳酸菌の特徴
「食べるマスク」はシールド乳酸菌が原料
「食べるマスク」で有名な森永乳業のシールド乳酸菌入りタブレットがブームになっています。軽くて持ち運びが簡単なタブレットで健康への効果も期待できることも人気の理由です。ドラッグストアやコンビニなどで簡単に買え、アレルゲンフリーであることも気軽に買える重要にポイントになっています。
ところで、「食べるマスク」ってどんなものなのでしょうか。原材料のシールド乳酸菌も聞きなれない言葉ですが、健康にどの様な効果が期待できるのでしょう。
シールド乳酸菌は死んだ乳酸菌
一般に販売されているヨーグルト等の乳酸菌入り食品の乳酸菌は、生菌ですが、このシールド乳酸菌が死菌です。死菌ですので発酵が進む心配が無く品質が安定し、健康への効果も期待できることから、森永乳業以外の製品に次々に配合され、シールド乳酸菌入り商品として発売それています。
シールド乳酸菌は、森永乳業が保存している数千種類の株の中から「免疫力を高める」乳酸菌として選ばれた乳酸菌のモラック(森永の乳酸菌の意味を込めて命名された名称ですMoLac=Morinaga+Lactobacillus)を素にした加熱殺菌菌体、つまり死菌です。
さらに、シールド乳酸菌は、モラック-1(MoLac-1)の機能からシールド(盾)のように外部からの敵を防御するM(oLac)-1株の乳酸菌と云う意味のシールド乳酸菌M-1と表示されています。
シールド乳酸菌の健康への効果
森永乳業が、2012年3月の日本農芸化学会で発表した内容によりますと、マウスを用いた試験で、乳酸菌モラック-1 は加熱処理された死菌体でもナチュラルキラー細胞を活性化させてインフルエンザウイルス感染を軽減することを確認した、と報告されています。さらに、その免疫賦活作用には乳酸菌モラック-1 のリボ核酸が関与していることが特定されたとのことです。
ナチュラルキラー細胞の免疫機能を活性化
さらに、研究内容には、
乳酸菌MoLac-1 をマウスに摂取させると脾臓中のNK (ナチュラルキラー)細胞の割合が増加し、インフルエンザウイルスを感染させた場合、MoLac-1 を摂取したグループでは摂取しなかったグループに比べて、インフルエンザの症状や肺中のウイルスが減少しました。
これらの結果から、乳酸菌MoLac-1 の摂取はNK 細胞などの免疫機能を活性化し、インフルエンザウイルスの感染を軽減することが分かりました。
と報告がなされ、さらに、
新たに発見した乳酸菌MoLac-1 は加熱処理した菌でも感染防御作用が期待できることから、生菌を利用できない食品や流動食への応用など、様々な分野での応用が期待さ れます。
と死菌でも効果が認められたことが報告されています。
シールド乳酸菌M-1の健康への効果については、マウスの実験では、インフルエンザの症状が軽減され、肺ウイルス濃度も減少しています。人においてもインフルエンザの感染を予防や、免疫力が低下している高齢者がインフルエンザワクチンを摂取した際に一層の効果を高めるとの報告があります。また、腸の免疫細胞に働きかけて、免疫力を高めてくれる効果があります。
便秘の改善や大腸がんリスクの抑制効果
乳酸菌と云えば、生菌を如何に多く大腸まで届けるかということに研究が割かれ、数千億個・数兆個入りの乳酸菌とか胃酸で死滅しない乳酸菌、カプセルで保護された乳酸菌等が開発・販売されてきました。今回のシールド乳酸菌は逆説的な発想のように思われますが、必ずしもそうでは無いようです。免疫細胞の60~70%が大腸に有るといわれていますので、免疫細胞の活性化という点では同じ働きがあります。なお、生菌を大腸まで届けることは腸内フローラを改善し、善玉菌の割合を増やすことで便秘の改善や大腸がんリスクを抑える効果があります。
シールド乳酸菌M-1の整腸作用は現在のところ確認されていません。ただ、全く効果が無いとも言えず「食べるマスク」の愛用者の中には便秘か改善されたとの報告もあります。最終的な効果は研究待ちの状況です。
「食べるマスク」のネーミングは食べることでマスクと同じ効果
「食べるマスク」は、文字通りシールド乳酸菌M-1を食べることでマスクの様にインフルエンザを防ぐ効果が期待できます、という意味を持つわけですが、シールド乳酸菌M-1が配合されてる製品はどんなものがあるのでしょうか?
シールド乳酸菌配合商品
安定性が高い死菌のシールと乳酸菌
生菌と呼ばれる生きた乳酸菌は熱、酸、水分に弱く時間の経過とともに発酵が進み味が変わる、という欠点がありますが、シールド乳酸菌は死菌であり、発酵も進まず加工が容易で安定しているという特徴があります。ですから、あらゆる食品に配合し応用することが可能です。
現在シールド乳酸菌を配合されている食品には以下のものがありますが、既に100社以上の企業がシールド乳酸菌の導入を行っており次々に商品が発売されると思われます。
※「食べるマスク」は、アレルゲンフリーですが、他の食品につきましてはアレルギー物質が含まれている場合がありますので必ず成分を確認してご購入下さい。
シールド乳酸菌配合食品紹介
森永乳業・・・「食べるマスク」
永谷園・・・「シールド乳酸菌M-1みそ汁」
フルッタフルッタ・・・「アサイーグラノーラ」
神州一味噌(宮坂醸造)・・・「おみそ汁で乳酸菌」
アサムラサキ・・・黒ごまだれ