目次

安倍首相と岡山理科大学学部新設疑惑の概要

大学の画像

3月7日発売の週刊朝日によると、安倍総理の明恵夫人が一時名誉校長を務めるはずだった“瑞穂の国小学校”の用地取得で安倍首相の関与の疑惑がある森友学園問題に続き、岡山理科大学の獣医学部新設に絡み安倍首相の関与が取り沙汰され「第二の森友学園疑惑」として詳細が伝えられています。

 

 

疑惑の内容

週刊朝日によれば、岡山理科大学獣医学科の誘致に際しいくつかの不自然な流れが指摘され、そこに安倍首相の影が見え隠れするようです。

その1.土地の無償譲渡と莫大な補助金

まず、問題となる疑惑の内容は、今治市内の広さ16.8ヘクタール、総額約36億7500万円相当の広大な土地を、新設される岡山理科大獣医学部の用地として無償で譲渡し、さらに23年までの学校の総事業費192億円のうち、半分の96億円を市の補助金で負担するという、まさに至れり尽くせりの内容です。

今回の誘致に伴う譲渡価格と補助金の合計額は、132億75百万円で、今治市の年間予算のうち自主財源の44%程度、交付金等の依存財源を含めた予算総額の17%にも匹敵する莫大な金額です。
今治市は、本州・四国連絡橋の一つ尾道・今治ルートの四国側の始点で愛媛県東予地方の一角にある人口16万強程度の地方都市で平成の大合併により一時人口は増加したものの近年人口減少傾向にある。

スポンサードサーチ

その2.自民党大物議員の突然の翻意

 
「過疎地の今治に大学をつくって採算が合うのか。党獣医師問題議員連盟会長の麻生(太郎)財務相や文教族の大物なんかも当初は認可に反対していたのに、同地が国家戦略特区に選ばれて認可が決まった途端に何も言わなくなった。財務相が反対していた案件がひっくり返るのだから、よほどの『天の声』があったとしか思えない」 

その3,安倍首相夫妻と学校法人加計学園の強力な縁故
 

岡山理科大を運営する学校法人加計学園(岡山市)グループは岡山県を中心に全国で大学、専門学校、高校、中学校、小学校、幼稚園など29の教育施設を運営する一大組織。その2代目である加計孝太郎理事長は、安倍首相の40年来の旧友として知られる。日経新聞の「交遊抄」(10年9月21日付)によると、加計氏は安倍首相が大学卒業後に米カリフォルニア州立大ロングビーチ校に語学留学した際に知り合って以来のゴルフ友達だという。

 

岡山理科大学は、1964年設立の比較的歴史の浅い大学ですが、地方の市立大学としては抜群の知名度を誇り、単科大学から総合大学に移行し成長を続けている有数の大学です。学生数は6,000名強で加計学園7グループ30施設での生徒・学生数は22,000名程度です。加計学園の運営する大学としては、他に倉敷芸術科学大学、千葉科学大学が有ります。

 
朝日新聞の首相動静からも、親密ぶりがうかがえる。加計氏は13年11月以降の約3年間で安倍首相と14回も面会。昭恵夫人も同席で夕食をとったり、山梨県鳴沢村の安倍首相の別荘に招かれてゴルフをしたりと、家族ぐるみの親密な付き合いであることがわかる安倍首相は14年5月、加計学園が運営する千葉県内の大学の行事で「どんな時も心の奥でつながっている友人、私と加計さんもまさに腹心の友だ」と語っている。

安倍首相の千葉科学大学での講演での発言が、友人の中でも別格で有ることを物語っており、安倍首相は留学時に日本人社会の中だけで行動していると英語の習得も知見も広がらないので、途中から敢えて日本人社会から遠ざかったと過去に発言していましたが、その様な状況の中でも引き続き懇意にしていた友人の一人だったのでしょう。

なお、永田町では、森友学園の籠池理事長を紹介したのは、加計学園の加計孝太郎理事長だとの噂も流れているようです。

2年間の留学にして英語力が乏しい様な気がしますが・・・

 

さらに、最近何かと話題の昭恵氏がここでも登場する。15年9月、昭恵氏は加計学園が運営する認可外保育施設「御影インターナショナルこども園」を訪問し、保護者らを前に名誉園長就任を受けた講演を行っている。どことなく、森友学園問題を連想させるような親密ぶりだ。だが、今治市に新設する大学の認可をめぐる流れを見ると、さまざまな疑問が湧き上がる。

スポンサードサーチ

その4.第二次安倍内閣の発足後の誘致決定

「07年から加計学園の知見もお借りし、規制を解くため国に構造改革特区の設置を提案しましたが、日本獣医師会の反対などもあり、膠着状態でした」(今治市)

長年の膠着状態が急変するのは第2次安倍政権の誕生以後だ。16年11月、安倍首相が議長を務める国家戦略特区諮問会議が「広域的に獣医師系養成大学等の存在しない地域に限り」獣医学部の新設を認めるとの決定を行い、翌17年1月には岡山理科大獣医学部の今治市への誘致がトントン拍子で決定したのだ。

ここで、時系列的に不思議なことが起きています。国家戦略特区諮問会議で決定される4日前の2016年11月5日に今治市の菅良二市長が、地元選出の県議6人を呼んで今治市に大学が誘致されることが決定したかのような発言をし、暗にその為の費用50億円を準備したものの、不足分を愛媛県の予算で援助して貰いたい旨の発言をしています。
つまり、今治市の菅良二市長は岡山大学獣医学部の今治市への誘致が決定することを国家戦略特区諮問会議で決定される以前に知っていたということであり、国家戦略特区諮問会議で決定されたのではなく既定路線だったということです。

新設に反対してきた日本獣医師会の境政人専務理事はこう不満を口にする。

「今回の国家戦略特区会議やその下の分科会にも私たちは一切呼ばれず、直接意見を述べる機会がなかった。パブリックコメントの募集に対し、反対意見を出しただけです。非常に短い期間で決められてしまった。初めから結論ありきのようで、大変残念でした」

 

その5.国家戦略特区会議今治市分科会のメンバーに安倍人脈

  国家戦略特区会議今治市分科会には前愛媛県知事の加戸守行氏が出席。同氏は「日本会議」関連の行事に出席し、安倍首相が本部長の「教育再生実行会議」の有識者メンバーを八木秀次氏、曽野綾子氏らとともに務めたこともある、首相の「右派人脈」のお仲間である。

 

その6.特区の募集内容と異常な募集期間

  
政府が特区で獣医学部を設置する事業者を募集したのは17年1月4~11日のたった8日間で、応募したのは加計学園のみ。まるで加計学園のための制度改正だったようにも見える。

 ちなみに、加計理事長は政府の決定と時期が近い16年10月2日と12月24日に、安倍夫妻らと夕食を共にしている。今年1月の国家戦略特区諮問会議では首相自らが誇らしげにこう語った。

「1年前に国家戦略特区に指定した今治市で、画期的な事業が実現します。(中略)獣医学部が、来年にも52年ぶりに新設され、新たな感染症対策や先端ライフサイエンス研究を行う獣医師を育成します」
 

新たに噴出した安倍首相の縁故者厚遇疑惑。現在のところ週刊誌報道で事実関係の裏付けは取れていませんが、安倍首相の生い立ちも関係していると思われ、組閣の際にも表れている友達・側近厚遇問題!
安倍首相の家庭教師でもあった平沢勝栄氏の様に諫言する人は遠ざけてしまう心の狭い一面がありますね。
事実となれば、安倍首相の宰相としての器を疑問視せざるを得ません。

安倍政権になって以降、国際医療福祉大学成田キャンパス(千葉)、東北医科薬科大学(宮城)の医学部新設など、医学系市立大学のの学部新設や認可が目立っています。一連の流れの中に、このような許認可と利権が結びついていないか懸念されるところです。

出典:週刊朝日
出典元の内容を一部抜粋し加筆修正しています

 安倍首相と加計学園グループの順正学園系列の吉備国際大学の兵庫県南あわじ市への誘致に絡み新たな疑惑が報じられています。詳細は、「安倍首相と加計学園グループとの不適切な関係疑惑ー第二弾」 でご確認ください。