女子大学なでしこジャパン前監督でノリさんとして慕われた佐々木則夫氏が、埼玉県新座市にある十文字学園女子大学の副学長に就任することが明らかになりました。ノリさんは十文字学園女子大学の今年の入学式で新入生に祝辞を述べた他、今までにも特別講演を行うなどつながりがありました。

佐々木則夫氏は、33歳で現役を引退後、2006年1月から、サッカー日本女子代表コーチ及びU-17日本女子代表監督に就任したのち、2007年からはU-20日本女子代表監督を務めた。2007年12月からは日本女子(なでしこジャパン)代表監督に就任し、2016年リオデジャネイロオリンピックアジア最終予選で3位に終わり出場権獲得を逃したのに伴い代表監督を退任した。在任期間中は、FIFA女子ワールドカップ優勝の他、2012年のロンドンオリンピック銀メダル等数多くのの実績を残した他、2011年度のFIFA年間表彰式においてアジア人として初となるFIFA女子世界年間最優秀監督賞を受賞するなど日本女子サッカーの発展に大きく貢献しました。

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今回副学長に就任する十文字学園女子大学は、埼玉県新座市にある一学部9学科で学生数3,000名程度の女子大学です。創立は、1922年に文華高等女学校として開校され90年以上の歴史が有ります。学科は、人間生活学部という学部名からも推察できるように家政学、栄養学及び児童教育学に関係する内容となっています。

佐々木則夫氏の十文字学園女子大学での職務について明らかになっていませんが、現在の副学長は「統括管理責任者 研究担当副学長」として、「最高管理責任者(学長)を補佐し、研究費の管理運営について本学全体を統括し、研究費の適正、適切な使用に関し必要な職務を行う。」と有ります。今回、十文字学園女子大学が職務分掌規定を改定して副学長を2名にして担当分野を分割することも考えられます。また、大学によっては、副学長は運営会議に参加し経営を担う、と有ります。

単なる名誉職としてではなく、ノリさんの人柄及び経験を十分に教育に活かして欲しいと思います。