404カラットの最高級ダイヤモンド発掘、その価値は?
世界第4位のダイヤモンド産出国でアフリカ南西部に位置するアンゴラのダイヤモンド鉱山で世界最大級のダイヤモンドが発掘されたと発表されました。
発掘されたダイヤモンドの重量は、404.2カラット(80.84g)で長辺が7cm、短辺は発表されていませんが写真から4cm程度と思われます。ダイヤモンドの比重(密度)は、3.52ですから厚さは2.9cm程度の計算になりますが、凹凸がありますので2.5~3.5cmと幅があると思われます。
404.2カラットといっても大きさの想像が出来ませんが、婚約指輪の相場は20~30万円といわれていますが、この金額ですとグレートによって上下するものの0.2~0.3カラットです。婚約指は1,250~2.000個分に相当します。ただ、このダイヤモンド大きさとグレードの希少価値から20億円以上といわれています。
アメリカで色や透明度の鑑定を行った結果、不純物がほぼゼロのダイヤモンドと判定したということです。色は無色透明で評価は、カラーグレード「D」~「M」の中でホワイトダイヤモンドの最高のクオリティとなる「D」だそうです。
因みに、ダイヤモンドの色の評価は、「D」「E」「F」が無色透明でもっとも高評価で色味が有りません。但し、素人が見ても区別できない程度の差で、ダイヤモンド鑑定士によっても違いが出て、必ずしも同一評価になるとは限りません。次のグレードは、「G」「H」「I」「J」で評価は、ほぼ無色です。「K」「L」「M」は、僅かに黄色み掛かっていますが、カラーダイヤモンドのイエローダイヤモンドとは別物です。
アメリカの鉱山開発会社ルカパとアンゴラダイヤモンド公社の共同プロジェクトによる成果で、同プロジェクトでは2015年からアンゴラ中部の鉱山開発に着手し、既に「大粒の特別なダイヤモンド」を60個以上産出しているということです。今回発掘されたダイヤモンドは、2007年に発掘された217.4カラット(43.48g)の「アンゴラの星」を上回り、アンゴラで最大、世界でも27番目の大きさになるそうです。
史上最大のダイヤは、1905年に南アフリカ共和国ハウテン州のカリナン鉱山でで発掘された3106カラット(321.2g)の「カリナン」で、原石は9つの大きな石と96個の小粒の石に分割・カットされ、大きな石はそれぞれカリナンⅠ(グレート・オブ・アフリカ)からカリナンⅨと命名されて主に英国の王冠にあしらわれ、ロンドン塔に展示されています。
しかし、404カラットのダイヤモンドと言いますと、「404 Not Found」で誤報で見つかっていませんでした、とオチが付かなければ良いですが・・・・・