サッカーの試合劇的な大逆転劇でリオデジャネイロオリンピック最終予選兼U-23アジア選手権で優勝した日本代表・手倉森ジャパンの一行が1月31日午後11時過ぎに開催地のドーハ(カタール)から羽田空港に到着しました。

到着会見で、手倉森監督から、リオデジャネイロオリンピックのオーバーエイジ枠について、「使わなくてはいけないとか、使いたいという考えは今のところは無い。」との注目発言が飛び出しました。今回戦った23歳以下の戦力で引き続き望みたい、という考えを持っていることを明かしたことになります。

サッカー関係者の中には、FW、MF、DFそれぞれに要となるオーバーエイジ枠のベテランが必要だという考え方が有ります。そうしなければオリンピックでベスト8も難しいと言っています。手倉森監督は、今回戦った選手の団結力を評価しあらためて戦力の見直しをすることによるマイナス面を考慮しての発言なのか、選手たちへのねぎらいの言葉だったのか、現在のところ真意ははっきりしません。

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せっかく、オリンピックの切符と大会優勝を果たしたばかりで、若い選手たちのチームワークを壊したくないという配慮から出た言葉だったのかもしれません。

手倉森監督の采配は随所で的中し、手倉森マジックと言われるほどでしたが、それ以外にもミーティングでは緊張感やプレッシャーを煽ることは敢えてしなかったと言われています。また、部屋ではミーティングで選手にかける言葉を何回も練習したそうです。

運がある時は流れも有ります。新しい血を入れて活性化するのか、現在のツキを持って一気に進んでいくのか、オリンピックまで手倉森監督の苦悩が続きます。